最近ではコロナウィルスの影響もありデリバリーサービスに出品する飲食店さんが増えております。
急増するライバルに負けないためにも、まずはやはりビジュアルで差をつけることがとても大切です。
大手飲食チェーン店は別として、ビジュアルにしっかりと力を入れられている個人飲食店さんはまだ意外と多くありませんので、そこでの差別化はとても大事になってくるかと思います。
弊社で撮影させていただいた事例を一つ紹介させていただきます。
葛飾にあるお弁当屋さんが新たに展開するゴーストレストランのデリバリーメニュー撮影です。
撮影した商品から一部抜粋。
メニュー用の写真はシンプルにわかりやすくを意識して撮影。
撮影の際にはカメラマン目線で具の見え方や光の入り方などを調整しながら撮影していきました。
商品の単体カットだけでなくメインビュジュアル、いわゆるヒーローカットも撮影。
メインビジュアルでは食器や背景の布、その他お花や小物などの手配、さらにはコーディネートまで全て私が担当させていただいております。
メインビジュアルの撮影ではお客様のイメージと完成画像とのギャップがないようするためにも、事前にお客様のイメージやサービスのターゲット層などをヒヤリングした上で小物やお皿を手配するといった撮影前の準備をとても大事にしています。
今回の商品は少し高めの値段設定で、20〜30代の男女がメインターゲット。
高級感があるけど、重くならずに爽やかな雰囲気がご希望でした。
以上のことを踏まえ、お皿はツヤのない高級感のあるお皿を、装花は華々しい物を選ぶと女性よりになりすぎるのでなるべく草系や実系の植物をチョイス。
そして背景の布は若い世代に合うように明るくカジュアルな雰囲気の出る薄いベージュを選びました。
白の布でもよかったのですが、白だと若干朝っぽくなりすぎるかなと判断し、少し温かみのある色の入った背景にしました。
あとはカレーと相関性のあるパクチーや唐辛子などを散らして世界観を作り込んでいます。
結果、上品さとカジュアルさのバランスが取れた一枚に仕上がったかと思います。
今回の撮影でもお客様からは想像以上だとご評価いただき嬉しい限りです!
デリバリーやお弁当撮影をご希望の際にはぜひPecogramにご依頼ください!
photo & styling : 松村宇洋