メニュー表の作り方。自作で作る人へデザインのアドバイス。

飲食店に必ず置いてあるメニュー表。これは商品(料理)をお客様に見せる重要な宣伝ツールです。看板やメニュー表一つでお店の印象は大きく変わります。メニュー表の伝え方がうまくいかないと、売りの商品をアピールすることができないどころか、リピーターを増やせなくなり、売り上げの伸び率低下の原因になり兼ねます。

今回はの記事では、飲食店の皆様が自分たちでメニュー表を作る際に気をつけておくべきことや、悪いメニュー表の例を紹介していきます。メニュー表を作る時の参考にしてみてください!

メニュー表に写真がない

よくフランス料理店などで、写真がなく難しい文字がズラリと並んでいるメニュー表を見かけます。「どんな料理が出てくるんだろう…」と思った経験はありませんか?

写真は視覚で情報を植え付ける重要な役割を果たします。写真がないとお客様はどんな料理でどれくらいの量が出てくるのか想像しづらいものです。高級料理店で、ブランディングとしてあえて写真を載せていないというのであればそれでもいいのですが、基本的には写真を載せていないメニュー表は、お客様に対して不親切な印象を与えてしまいます。また写真を載せていたとしても、その写真が美味しそうに撮れていないと逆効果になる恐れもあります。もしも予算に問題がないのであればプロのカメラマンに依頼して撮影してもらうのがいいでしょう。

カメラマンにお願いするのが難しい場合は、ご自身で撮影せざるをえません。もし個人で撮影する場合は、当たり前ですがその料理がどんなものなのか、はっきりわかりやすく写す必要があります。料理の撮影なので食欲がわくような色味だったり、クロスや小物などを使って季節感を出してみるのもいいかもしれません。

また写真にこだわらず、イラストが得意な方はイラストを描くのも手段の一つです。ケーキカフェのHARBSさんなども、イラストをうまく使ったオシャレなメニュー表のいい例ですね。目に見えないものを相手に伝えるというのはとても重要なことです。

お店のコンセプトとデザインがあっていない

メニュー表はお店の顔にもなる大事な媒体で、メニュー表一つでお店の印象も変わってきます。また、メニュー表がどんなにオシャレに仕上がっていても、お店のコンセプトに合っていないと違和感が生まれてしまいます。

例えば、高級で落ち着いたホテルのレストランなのに、メニュー表が居酒屋のようなテンションの高めのデザインだと変ですし、逆にファミレスなのにシックな写真の下に控えめな文字で何か書いてあるようなメニュー表だと、来店される客層のニーズに応えられていないメニュー表となってしまいます。

書体も同じようにしっかりと考えた上で選ぶ必要があります。癖の強すぎる書体や読みにくい書体は極力避けて(アクセントで使うくらいはOK)、読みやすいゴシック体系のスタンダードな書体を使ってあげるといいでしょう。筆記体を使ってオシャレに見せようとしているものをたまに見かけますが、筆記体は読めない人も多いのでポイント以外では使わないほうが無難です。

同じ文字でもフォントを変えるだけで印象がかなり変わる。

情報が散漫としている

すべての文字のサイズが同じで情報量も多いと、目が散ってしまいどれを注文しようか迷いやすくなってしまします。見やすいメニュー表とは、情報がきちんと整理されていて、オススメ商品が大きく一番に目にとまり、紙面にメリハリがついているものです。文字や写真に大小をつけて、視覚に変化をつけましょう。

紙選びも大事

紙の種類は様々で、反射が強いものやインクの色が沈みやすいものなど多くの種類が存在します。お客様がどんな環境下でそのメニュー表を手に取るのかということを想定して、紙を選ぶことが大事です。例えば暗いテイストの写真をマットな紙に印刷してしまうと、お店の照明によっては見えにくくなるかもしれません。そういったお店の環境の中でも見やすいかどうかということを考えて選ぶといいですね。

また飲食店の場合は、メニュー表が水に濡れてしまうというシチュエーションも考えられるので、耐久性に優れた紙を選ぶのか、ファイリングするのかなどの細かい点も意識しましょう。

ちなみに”紙見本”という色んな紙をまとめた見本があり、印刷会社さんからもらうことができます。実際に紙を選ぶ時は印刷会社さんにお願いして送ってもらいましょう。

たくさんの紙見本があり、紙の厚さや質感がすべて違います。

メニュー表を作る前に企画をしっかり練ろう

単純にメニュー表を作ると言っても簡単なことではありません。コンセプトやニーズ、ターゲット層を洗い出した上でメニュー表を作っていかないと、的確にお客様へ訴求することができません。メニュー表を作る前には企画をしっかり練っておきましょう。

メニュー表のデザインと撮影はPecogramにお任せ!

Pecogramでは、プロのデザイナーとカメラマンがデザインから撮影までワンストップでお手伝いさせていただきます。メニュー表のデザインや写真撮影でお困りの際は是非ご相談ください。あなたのお店にぴったり合うメニュー表を作りましょう。

お仕事のご依頼はこちらまで。

お問い合わせ 撮影料金プラン フォトギャラリー